彼女との友情物語・引越しくらいでは壊れない!

夜逃げ同然の引越し

幼馴染で親友の引越し

「引越すことになったの」
5歳の頃からの付き合いで親友の幼馴染からの衝撃の告白を受けたのは私達が中学生の時だったでしょうか。
お互いの家まで徒歩2分で行き来ができ、小学校の登校班も一緒、中学は二人とも私立に進み電車通学になったものの学校はひと駅違いだったので中一までは一緒に通っていました。
小学生時代はクラスも同じだったし、本当に仲良しでいつも一緒でした。
さすがに中学生になりお互いの知らない世界が広がっていって、共有する時間が激減したのですが、それでもお互いを頼りにする関係は続いていました。漠然とですが「いつまでも一緒」と信じていたように思います。そこへ、突然告げられた「お別れ」。なにかつっかえ棒が急に外されたような感覚を覚えました。
引越し先は同じ都内ですが、もちろん歩いて行ける距離ではなく、このまま心まで離れていくのではないか、と不安に思ったものです。

伸ばした手の先に実は彼女の父親が事業に失敗し夜逃げ同然で引越したのだと知ったのは大人になってからですが、幸い私達の付き合いは細々とですが続いたのでした。
年に一度、彼女から電話があり、都度3時間くらい話し込む。そんな時期もありました。
大学生になって再会を果たして以降、メール等の通信手段の発達も手伝って、私達の付き合いは復活していきました。
やっぱりお互い頼りにしていることも確認。何があっても、いつでも味方。
あれから今度は私が引越すことになり、しかも何度も繰り返しています。でも、友情は揺るぎません。引越しくらいでは私達をつないだ糸は容易に切れなかったのですね!
なんて、恋人どおしのお話みたいですけど。

今また引越しを予定している私。
「身体に気をつけてね」
温かい彼女からのメッセージを胸に、準備を進めている毎日です。

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